「負の歴史繰り返さぬ」相模湖ダム殉職者追悼会、韓日中の参列者が不戦誓う
太平洋戦争中の過酷な労働や事故により命を落とした朝鮮半島出身者や中国人の労働者を悼む「第48回相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会」が7月26日、相模原市緑区の県立相模湖交流センターで営まれた。日本、韓国、中国の政府関係者や市民団体、地域住民ら約200人が参列し、犠牲者の冥福を祈るとともに東アジアの平和への決意を新たにした。
1940年に着工した相模ダム建設では、戦時下の労働力不足を補うため多くの朝鮮人や中国人が強制動員され、過酷な環境下で日本人学徒を含む計83人が殉職した歴史がある。
式典では、韓国人を代表して在日本大韓民国民団(民団)神奈川県地方本部の金竜也副団長が追悼の辞を述べた。金竜也副団長は、尊い犠牲となった同胞たちの無念の歴史に深く思いを寄せながら、「悲惨な歴史を風化させることなく後世に正しく語り継ぐことが、今を生きる私たちの使命である」と強調。さらに「過去の歴史を直視し、国境を越えた信頼関係を築くことで、二度とこのような悲劇を繰り返さない平和な未来を共に創造していこう」と力強く呼びかけた。
主催した「相模湖・ダムの歴史を記録する会」の橋本登志子会長は「追悼会を通じて特に日本の若い世代にこの歴史を伝えたい」と語った。
参列者全員による厳かな献花が行われ、犠牲者の御霊(みたま)へ哀悼の意と感謝が捧げられた






